
冷媒について学ぶ
自分一人の独学だと中々学びを継続できないですが、なんとかこのブログ記事書かなきゃなーという気持ちでぎりぎり立ち上がれます。週末に1単元だけでも何とか読む。ところを進めています。読んで、でも専門的な内容なんですぐには理解できないけど、ChatGPTにも聞いて、それでそれをアウトプットとしてこちらも出しています。R32の冷媒は自宅に設置したエアコンで見た記憶があります。R410Aは施設管理の仕事をしていたときに屋上で使わているTOSHIBAの空冷チラーで見ましたね。
Contents
1) 「冷媒」と「ブライン」:何が違うか
冷媒(一次冷媒)
- 蒸発⇄凝縮の相変化で熱を運ぶ(冷凍サイクルの中を直接循環)
- 漏えいすると能力低下・環境影響・安全面(酸欠/毒性/可燃性)が問題になりやすい
ブライン(二次冷媒)
- 液のまま(基本は相変化しない)で冷熱を運ぶ
- 冷凍機で作った冷水/低温液をポンプで送り、負荷側へ熱を回収して戻す
- 特徴:配管を長く引き回しやすい、負荷側の冷媒量を減らせる(ただしポンプ動力が増える)
試験での“あるある論点”
- 低温ブラインは大気に触れると空気中水分が凝縮して混ざり、濃度が下がって凍結温度が上がる → 濃度管理が必要、みたいな話が出ます。
2) 単一成分冷媒・混合冷媒
単一成分冷媒
- 例:R134a、R32、R717(アンモニア)、R744(CO₂)など
- 基本イメージ:ある圧力なら沸点がスパッと決まる(理想化すると“点”)
混合冷媒
- 例:R410A、R407C、R404A(旧来)など
- 成分が複数あるため、性質がやや複雑
3) 共沸・疑似共沸・非共沸:温度グライドと分別がキーワード
ここは3種でかなり大事です。言葉だけ暗記すると崩れやすいので、**現象(何が困るか)**で覚えるのが強いです。
共沸冷媒(azeotropic)
- 混合なのに、沸騰・凝縮で組成が変わりにくい(ほぼ単一成分のように振る舞う)
- “沸点が一定に近い”イメージ
疑似共沸冷媒(near-azeotropic)
- ほぼ共沸のように扱える(温度グライドが小さい)
- **R410Aは「R32/R125の2成分からなる擬(疑)共沸混合冷媒」**として扱われます。
- 重要実務:組成変化を避けるため、液充填が原則(蒸気で入れると軽い成分が先に入って組成がズレやすい)。
非共沸冷媒(zeotropic)
- 沸騰・凝縮中に温度がスーッと変わる(温度グライド)
- 漏えいや不適切充填で**分別(fractionation)**が起き、組成が変化しやすい
- 過去問でも「非共沸混合冷媒は蒸発・凝縮で成分比が偏りやすい」系の知識が問われます。
試験での押さえ方(超要点)
- 共沸/疑似共沸:扱いは単一に近い → ただし 液充填など基本は守る
- 非共沸:温度グライド&分別 → 充填・漏えい時の組成変化に注意
4) 有機ブライン・無機ブライン:凍結温度・腐食・安全性で整理
無機ブライン(塩類水溶液)
- 例:食塩(塩化ナトリウム)、塩化カルシウム など
- 長所:安価、低温に強いものもある
- 短所:腐食性が強いものが多く、防食が重要
- 例として塩化カルシウムブラインは金属腐食性が強い、という論点が出ます。
有機ブライン(アルコール/グリコール系など)
- 例:エチレングリコール、プロピレングリコール
- 長所:腐食を抑えやすい、用途によって扱いやすい
- 食品工場などではプロピレングリコールが「人体への影響が比較的小さい」前提で語られやすい
- 注意:実務では有機でも腐食抑制剤を入れて使うことが多い(“腐食ゼロ”と思い込まない)
5) 自然冷媒・フルオロカーボン冷媒・アンモニア冷媒:安全×環境で俯瞰
フルオロカーボン冷媒(HFC/HFO等)
- 現場に多い(空調・冷凍の主力)
- 一般に毒性は低めだが、漏えいで酸欠リスクはあり得る(特に重い冷媒は低所に滞留しやすい、など)
- 近年は規制と低GWP化が強く進む(次章)
自然冷媒
- 代表:R744(CO₂)、R717(アンモニア)、R290(プロパン)など
- CO₂:不燃・低GWPだが高圧側になりやすく、システム設計が独特(特に超臨界領域の扱い)
- アンモニア:性能が良くGWPゼロ級だが、毒性+可燃性の扱い(安全対策が必須)
アンモニア冷媒(R717)を“別枠”で強調する理由
- 試験でも「アンモニアは毒性・可燃性」など安全面で問われやすい
- 現場でも産業用で根強い(冷凍倉庫、食品工場、製氷、プロセス冷却など)
6) R410A(混合冷媒)の“3種としての押さえどころ”+現場感
R410Aの要点(試験+実務)
- R32/R125の擬共沸混合冷媒
- R22より高圧(機器設計・圧力管理が違う)
- 液充填が基本(混合冷媒で組成変化を避けるため)
- GWPが高く(資料では約2,090の例)転換が進む流れ
7) 「実際の現場で何が使われてる?」ざっくり地図(チラー中心に)
現場は“機器の種類・容量・設置環境・法規・メーカー方針”で変わりますが、傾向としてはこんな感じです。
(A) 小〜中型の空冷チラー(スクロール等)
- R410A:既設でまだ多い(あなたの目撃どおり)
- 新しい流れ:R32や低GWP系への転換(微燃性A2Lを含む)
- 例として、メーカー資料でも小型空冷スクロールでR32を使う方針の言及があります。
(B) 大型チラー(遠心・スクリュー、水冷が多い)
- 従来:R134aなど
- 低GWP化:R1234ze、R513A、R1233zdなどを機器仕様で使い分ける、という方向性が示されています。
(ここは“現場で見かける冷媒が世代交代している”ポイント)
(C) 冷凍倉庫・食品工場など産業冷凍
- アンモニア(R717):依然として強い(高効率・環境負荷面)
- 自然冷媒機器導入を後押しする政策・補助の流れもあります(特に食品流通・冷凍冷蔵分野)。
(D) 店舗の冷凍・冷蔵(ショーケース等)
- CO₂(R744)など自然冷媒が増えている領域(ただし機器方式は独特)
8) 規制・流れ(“なぜ置き換わるのか”を一言で説明できるように)
- 日本は国際枠組みに沿ってHFCの生産・消費の削減を進めています、という大枠が背景にあります。
- さらに国内制度として、経済産業省の「指定製品制度」などで、製品区分ごとに低GWP化の目標達成を求める仕組みがあります。
この背景があるので、**R410Aを“今も見る”一方で、“新設は別冷媒へ”**が加速しています。
9) 3種向け:この項目で最低限“言えるようにする”チェックリスト
- 冷媒とブラインの違い(一次/二次、相変化する/しない)
- 単一成分 vs 混合冷媒(例を挙げられる)
- 共沸/疑似共沸/非共沸の違い
- 温度グライド
- 分別
- 混合冷媒は液充填が基本、まで言える
- ブライン:無機/有機の代表例、腐食と用途(食品ならPGが出やすい)
- 自然冷媒とフルオロカーボンの俯瞰(安全性・環境・圧力)
- アンモニアは毒性+可燃性(安全対策必須)
コメントを残す