クーロンの法則、電荷の基礎勉強

クーロンの法則・電極の電荷量・静電エネルギーを“実務につながる感覚”で押さえる

私は電子工学科卒業なんですが、正直授業はまともに聞いていなかったし、友人の力を借りたりしながらなんとか卒業できた感じです。パソコンが好きだという気持ちだけで入学して、ただ勉学というものにワクワクすることもできず、部活やバイトなんかに時間をただ費やしていました。社会人になって一応エンジニアなるタイトルで色々仕事をしてきたんですが、実務って案外知識面を真正面から問われることも少なくて、形だけ、体力だけで過ごしてきました。資格を取ろうかなと目標を立てつつ、ブログもChatGPTも課金して維持しているんでそういったところでモチベーションを保ちつつ、改めて、何度でも学びなおして自分の力にしていきたいです。ブログ記事を書くことは何度も読み返したりしますし、本一回読んで分かった気になって終わり。という過去の自分のやり方よりまた一歩進歩できたかなという気がしています。一応ですね、ChatGPTの出力丸写しだと単純すぎるし、自分が持っているわずかな知識で確かこういったこともあるよね?とか、自分が過去に思っていた疑問とかをぶつけて記事を練っている感じです。学生時代レポート作成にLaTeX使っていたことがあるんですが、今回記事中に式を載せるときにWordPressにはそういった数式を表示するプラグインもあると知ってインストールしました。そういった周りの新しい発見・刺激もあってなんとかやっていけそうな気がしています。


電圧や電流は、コンセントや配線でイメージしやすい一方で、「電荷(Q)」「電界(E)」は普段意識しないのでとっつきにくい単元です。
ただ、この分野は“机上の理屈”だけではなく、現場での ノイズ対策(シールド)接地(アース) の意味を理解する土台になります。

計算問題は入れず、知識を初学者向けに整理します。


1. 電荷(Q)は「電気の量」

まずはここをしっかり。

  • 電荷 (Q):電気の「量」(単位:クーロン C)
  • 電流 (I):電気の「流れ」(単位:アンペア A)
  • 電圧 (V):電気を動かす「押す力(差)」(単位:ボルト V)

水の例でいうと、

  • 電荷=水の量
  • 電流=流量
  • 電圧=水を押す圧力(高低差)
    のような対応です。

2. クーロンの法則:電荷どうしは引っ張ったり押し合ったりする

電荷を持つもの同士は、見えないけど力が働きます。

クーロンの法則(真空中)

F=14πε0|q1q2|r2F = \frac{1}{4\pi\varepsilon_0}\frac{|q_1 q_2|}{r^2}
  • (F):力(N)
  • (q1,q2q_1, q_2):電荷(C)
  • (r):距離(m)
  • (ε0\varepsilon_0):真空の誘電率

意味のポイント

  • 電荷が大きいほど強い
  • 距離が離れると急に弱い(距離の2乗で効く)
  • 同符号は反発、異符号は引力

3. 電界(E)は「電荷(+電圧)」が作る“空間の性質”

ここが一番つまずきやすいところなので、言い方をはっきりさせます。

電界は何からできるのか?

電界(電場)は、主に次のものが作ります。

  1. 電荷が存在すること(帯電)
  2. 電圧がかかること(電位差)
    (※電圧も、突き詰めると「電荷の偏り(分離)」が作っている、と考えると繋がります)

たとえば、風が「空気がある場所に、圧力差ができることで吹く」ように、
電界は「空間に、電荷の偏りや電圧(電位差)があることで生まれる“影響”」です。

電界の定義

電界は「その場所に電荷を置いたら、どれだけ力が働くか」を 1個あたりで表したものです。

E=FqE=\frac{F}{q}
  • (E):電界
  • (F):電荷が受ける力
  • (q):置いた電荷

「電荷が作る電界」だと式がこうなる(参考)

点電荷 (Q) が作る電界は次の形になります。

E=14πε0|Q|r2E = \frac{1}{4\pi\varepsilon_0}\frac{|Q|}{r^2}

つまり、電界は「電荷が周りに作る影響を、空間側の強さとして表したもの」です。
電荷がなければ(完全に電荷の偏りがなければ)電界は生まれません。


4. 電極の電荷量:なぜコンデンサに電荷が溜まるのか(メカニズム)

「電極の電荷量」は、コンデンサの理解とセットになるのはその通りですが、
“なぜ溜まるのか”のイメージがあると一気に分かりやすくなります。

コンデンサは「向かい合う金属板(電極)」+「間にある絶縁体」

コンデンサは基本的に

  • 金属板(電極)が2枚
  • その間に空気や誘電体(絶縁体)がある
    構造です。

なぜ電荷が溜まる?

電圧をかけると、次のことが起きます。

  • 電源につながった側の金属板では、電子が引っぱられたり押し出されたりして 片側に電子が余る/不足する
  • すると反対側の板には、電源の働きで 逆の符号(+/−)の偏り ができます
  • ただし、板の間は絶縁されているので 板から板へ電荷が直接は渡れない
  • 結果として「+に偏った板」と「−に偏った板」が向かい合って固定され、電荷が分離された状態で溜まる

ここで溜まっているのは、「電荷が片方に集まる」というより、
“2枚の板の間で電荷が分離して保持されている状態” です。

電極に溜まる電荷量(基本式)

Q=CVQ = CV

  • (Q):溜まった電荷量(C)
  • (C):静電容量(F)
  • (V):電圧(V)

直流だと「充電したら流れない」なら、コンデンサは使わないの?

直流(一定の電圧)では、コンデンサは 充電が終わると電流がほぼ流れなくなるので、「じゃあ直流回路では役に立たないの?」と思いやすいです。
でも実際は、直流回路でもめちゃくちゃ使われます。理由はシンプルで、コンデンサが得意なのは「直流を流すこと」ではなく、次の2つだからです。

  • 電圧の変化(揺れ)を吸収する
  • 一瞬だけ電気を出し入れする(貯金箱みたいに働く)

直流でも現実の回路は「ずっと完全に一定」ではなくて、スイッチング、負荷変動、リレー動作、電子回路のオンオフなどで 瞬間的な変化(=交流成分) が混ざります。
コンデンサは、その「変化の部分」には反応して、充電・放電を繰り返します。だから直流系でも使いどころが多いです。

よくある例としては、

  • 電源の平滑(電圧の凸凹をならす)
  • 電源ラインのデカップリング(バイパス)(瞬間的な電流の出入りで電圧が揺れるのを抑える)
  • リレーやコイルのオンオフ時の瞬間的なノイズを抑える(条件により回路方式は色々)
    などがあります。

交流だと「つながってない」のに電流が流れるのはなぜ?

交流は電圧がプラス・マイナスに変化し続けます。
するとコンデンサは「その変化に合わせて、電荷の偏り(分離の量)」を増やしたり減らしたりします。

  • 電圧が上がる → もっと偏りを作ろうとして充電方向の電流が流れる
  • 電圧が下がる → 偏りを減らそうとして放電方向の電流が流れる

この“充電と放電が交互に起きる”ため、外側の回路から見ると 交流成分は流れるように見えます。
ただし重要なのは、やっぱり 絶縁体を電子が通過しているわけではないという点で、電界を介して反対側の板の電荷分布が変わっている、という理解になります。


コンデンサは「ノイズを防ぐ」のに使われる?(バイパス/フィルタの話)

使われます。かなり定番です。

ノイズって多くの場合、信号や電源に混ざる 高周波の細かい揺れ(=交流成分) です。
コンデンサは「変化(交流成分)」には反応して電流が出入りするので、回路設計では次のように使われます。

  • バイパス(デカップリング)
    ノイズ成分を「コンデンサ側へ逃がす」ことで、回路の電圧を安定させる
    (イメージ:ノイズの逃げ道を作って、敏感な回路に入れにくくする)
  • フィルタ
    抵抗やコイルと組み合わせて、特定の周波数成分を通しにくくする

ここでの重要点は、「コンデンサが回路を断線させてノイズを遮断する」というより、
ノイズという“変化成分”を、別の道へ逃がしたり、丸めたりする方向で効いてくる、ということです。


5. 静電エネルギー:溜めた状態は“エネルギー”を持つ

電荷が分離して溜まると、元に戻ろうとする(放電しようとする)力を持つので、エネルギーになります。

U=12CV2U=\frac{1}{2}CV^2
  • (U):静電エネルギー(J)

ここでの感覚は「電圧が高いほど影響が大きい(しかも二乗)」です。


6. シールドとは何か:配線を守る“金属のバリア”

「シールド」って言葉だけだと、確かに正体が分かりにくいですよね。
ここで言っているシールドは、基本的に 配線(ケーブル)のシールド のことです。

配線のシールドとは?

一言でいうと、

信号線の周りを金属(編組・箔など)で覆って、外部の影響を受けにくくする構造

です。

ケーブルの断面イメージはこんな感じです。

  • 中心:信号線(芯線)
  • その周り:絶縁体
  • さらに外側:金属の網(編組)やアルミ箔(これがシールド)
  • 一番外側:被覆

この金属部分を、必要に応じて接地して使います。

シールドは何を防ぐの?

大きく2つです。

  • 外からのノイズが信号線に乗るのを減らす
  • 信号線から外へノイズが漏れるのも減らす

静電の文脈で言えば、外部の電界変化や放電による影響で、信号線に「余計な電荷の偏り」や「瞬間的な電圧の揺れ」が入り込むのを抑えます。

本当に実務でシールドは追加される?

“すべての配線に必ず”ではありませんが、実務で普通にあります。

例えば、

  • ノイズが多い場所を通る
  • 微小信号を扱う
  • 誤作動が問題になりやすい
  • 配線ルートの都合で動力線と近接する
    といった条件が重なると、シールドケーブルを選定する、あるいは 既設のトラブル対策として変更する ことがあります。

つまりシールドは、「理論上の話」ではなく、環境条件やトラブル対策で実際に選ばれる“現場の選択肢” です。


7. 接地(アース)が重要な理由:電荷を逃がし、基準を作る

接地は感電対策だけでなく、静電・ノイズの観点でも重要です。

  • 溜まった電荷を 逃がす
  • 電位を 安定させる(基準を作る)

帯電したままだと、触れた瞬間の放電で信号が揺れたり、機器が不安定になる原因になります。
接地は「溜めっぱなしにしない」ための土台になります。


8. まとめ:静電の単元は「溜まる→影響→対策」で現場につながる

  • 電荷は「電気の量」
  • 電荷があると力が働く(クーロンの法則)
  • 電荷(や電圧の原因になる偏り)が空間に電界を作る
  • コンデンサは電荷を“分離して保持”できるから溜まる
  • 溜まった状態はエネルギーを持ち、放電やノイズの源になる
  • だから配線はシールドで守ることがあり、接地で電荷を逃がすのが重要

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