
熱伝導と熱伝達の基礎勉強
参考書を開くとこの単元がありましたので、本を読んで、ChatGPTに聞いて頭の中で知識を巡らせました。全然このあたりの実務経験がなさ過ぎてイメージがしづらいですね・・。
冷凍機械3種の勉強をしていると、必ず出てくるのが 「熱伝導」と「熱伝達」。
どちらも“熱が移動する”話なのに、言葉が似ていて混乱しがちです。
結論から言うと、ざっくりこう整理すると一気に分かりやすくなります。
- 熱伝導:同じ物質の中で、熱がじわじわ移動する(主に固体の中)
- 熱伝達:固体と流体(液体・気体)の間で、熱がやり取りされる(境界面の話)
この記事では、この「似たワードだけど意味が違う」ポイントを、冷凍機械の場面に結びつけて分かりやすく説明します。
Contents
まず「熱移動」は3種類ある
熱の移動(伝熱)の基本は次の3つです。
- 熱伝導(Conduction)
- 対流(Convection)
- 放射(Radiation)
冷凍機械3種では、特に 熱伝導と対流が基本事項のようです。
そしてこの「対流」を含む“境界での熱のやり取り”をまとめて扱う言葉が 熱伝達 です。
熱伝導とは:物質の中を「じわじわ」移動する熱
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フライパンの取っ手が熱くなる、あれが熱伝導です。
熱伝導は、物質の中で温度差があるときに、
高温側から低温側へ熱が移動する現象です。
- よく起きる場所:固体の中(鉄・銅・アルミなど)
- 起き方:分子の振動が隣へ伝わっていくイメージ
- 特徴:流れ(移動)がなくても熱は伝わる
熱伝導が関係する冷凍機械の例
- **蒸発器・凝縮器の金属管(銅管)**の中を熱が伝わる
- **断熱材(保冷材)**の中を熱が伝わる(だから断熱が重要)
熱伝達とは:「固体と流体の境界」で熱がやり取りされること
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熱い鍋に触れた空気が温まる、扇風機を当てると冷めやすい
このように「固体の表面」と「周りの流体(空気・水)」の間で熱が移動するのが熱伝達です。
ポイントは、熱伝達は“物体の表面での現象”だということ。
- よく起きる場所:固体表面 ↔ 空気・水などの流体
- 起き方:流体の動き(対流)が関わることが多い
- 特徴:流体の流れが速いほど熱は移動しやすい(強制対流)
熱伝達が関係する冷凍機械の例
- 冷媒と熱交換器の壁面の間の熱のやり取り
- 室内空気と蒸発器フィンの間の熱のやり取り(ファンで促進)
- 冷却水と凝縮器の間の熱のやり取り(流量で変わる)
「熱伝達=対流?」のモヤモヤを解消
ここ、勉強していると引っかかりやすいです。
- 対流:流体が動いて熱を運ぶ現象(流体の中の話)
- 熱伝達:固体表面と流体の間で熱が移動する“境界面の話”(対流の影響を強く受ける)
つまり、
- 流体の中で熱が運ばれるメカニズムが 対流
- 表面での熱の受け渡しを、工学的に扱う言葉が 熱伝達
という関係です。
重要:熱伝導と熱伝達は「式の形」も違う(覚え方として便利)
資格試験の勉強では、ざっくり式の形で見分けられると強いです。
熱伝導(固体内部)
- 温度差があって、固体の中を熱が通る
- キーワード:熱伝導率(材料の性質)
熱伝達(表面)
- 物体の表面と流体の間で熱をやり取りする
- キーワード:熱伝達率(流れ・風速・状態で変わる)
覚え方:
- 伝導率(材料)=固体の性能
- 伝達率(環境)=流れや状態の影響が大きい
ありがちな混乱ポイント:どこまでが伝導で、どこからが伝達?
冷凍機の熱交換をイメージすると整理しやすいです。
例:室内空気 → 蒸発器で冷える流れ
- 室内空気(流体)→ 蒸発器フィン表面
→ ここは 熱伝達(境界) - フィン(金属)内部 → 冷媒管へ
→ ここは 熱伝導(固体内) - 冷媒管の内側表面 → 冷媒(流体)
→ ここも 熱伝達(境界)
つまり熱交換器は、
熱伝達 → 熱伝導 → 熱伝達
という“リレー”で熱が移動している、というイメージになります。
まとめ:試験対策としての超短い整理
- 熱伝導:固体(または同一物質)内部を熱が移動する
- 熱伝達:固体表面と流体の間で熱が移動する
- 冷凍機の熱交換器では、だいたい
(空気や水)熱伝達 →(金属)熱伝導 →(冷媒)熱伝達
の並びで理解するとスッキリする
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