Living Cost

2016年から9年分の家賃、光熱費、通信費まとめ

転職と地域による変化を振り返って

生活費をまとめてみると、9年間で4回転職し、東北、関東、中部などさまざまな地域で生活してきたことがわかります。今回はその家賃や光熱費について記録をもとに整理しました。この金額に加え、食費やローンの支払い、英会話などの習い事などを含めた総支出が、実際の生活費となります。

生活スタイルは独身男性の一人暮らし。我慢や節約は特に意識していませんが、大きな浪費も避けています。普通車を所有し、携帯電話はソフトバンクの無制限プラン、自宅には光回線を契約しています。冷暖房はエアコンを使用し、基本的にはシャワーで済ませますが、時々湯船に浸かることもあります。

2015年~2016年:転職後に始めた生活費の記録

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人生で2回目の転職で3社目に勤め始めた2015年。この時期から生活費の記録を始めました。転職によって給与が10万円近く上がり、当時の自分にとっては「かなり高い」と思う家賃の良い家に住むようになりました。ただし、家の駐車場代が高く、近隣の安い駐車場を借りていたため利便性は悪かったのを覚えています。

通信費はソフトバンクの携帯と光回線を合わせて月1万円程度。水道やガスの基本料金はあまり変動がありませんが、電気代は冷暖房にエアコンを使用するため、夏や冬には高くなる傾向がありました。エアコンの利点は手軽さと効率性。設定温度を維持する負荷のみで済むため、冷やしすぎや暖めすぎがなく効率的です。また、乾燥している環境が好きなので、エアコンは自分に合っています。

かつて使用していた暖房器具(電気ヒーター、オイルヒーター、灯油ストーブ)には、それぞれ欠点がありました。電気ヒーターは局所的に暖かくなるものの全体を温める力が弱く、寒い日にベッド横で使用して寝てしまい布団を焦がした経験があります。オイルヒーターはじんわりと暖かくなるものの即暖性に欠け、灯油ストーブは燃料を買いに行く手間や結露の問題があり、結果的にエアコンが最適だと感じました。

この時期の家賃、光熱費、通信費を合わせた固定費は約10万円でした。

2017年~2020年:転居とローン購入による変化

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この期間も同じ3社目に勤めていました。2017年10月、通勤が辛くなり、徒歩圏内の物件に引越しました。家賃が6000円、駐車場代も6000円下がり、合計で1万2000円のコストダウン。ただし木造建築のアパートで音が響きやすく、以前のマンションタイプの物件の方が良かったと感じました。また、この引越しでインターネット回線が変わり、通信費が約1500円アップしました。

2019年には東北地方に転勤し、大和ハウスのD-roomという物件に住みました。初めての1階の部屋でしたが、虫が出ず、ALSOKの警備付きで安心感がありました。家賃はさらに4000円下がり、家賃にインターネット回線が含まれていたため通信費も5000円減少しました。

地方の安さに惹かれ、中古の一軒家を購入。1100万円のローンを低金利で組むことで、毎月の支払額を家賃よりも抑えることができました。さらに住宅ローン控除による減税もあり、経済的には有利な状況でした。ただし、一軒家にインターネットを引き込むための工事費用や、戸建て契約のため通信費が3000円増加しました。

2021年~2024年:関東地方への引越しと転職

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色々あって転職し、関東地方へ引越しました。運よく、それまで住んでいた家を同等の値段で売却できたため、その話はまた別の記事で書きたいと思います。関東地方での居住費は非常に高く、私が求める水準の賃貸を探した結果、家賃と駐車場代を合わせて9万円を超える、これまでで最も高額な住居費となりました。自宅のインターネット回線は集合住宅の契約により以前と同じ価格帯に戻りました。

さまざまな地域で暮らしてきましたが、光熱費については大きな変動がないと思っていました。ただ、関東に住んでいたときの電気代が少し高かった印象があります。これはコロナ禍での電力需要の増加や電気使用量のひっ迫が影響し、料金が相対的に上がったためかもしれません。

2023年には携帯電話代が少し上がりました。例えば、7月にアメリカを旅行しており、通信費が増えたことは理解できますが、それ以外では転職活動中に通話が増えたことが影響していたのかもしれません。これらは一時的な変動だと考えています。

そして、2023年9月には新しい会社に入社し、関東圏内で東京から少し離れた地域へ転居しました。この引越しで家賃が1万4000円ほど下がり、さらに新しい会社では家賃補助があったため、実際に支払っている家賃は3~4万円程度に抑えられました。ただし、家賃補助を含めた年収全体では前職とほぼ同じ水準に調整されていたため、実質的な負担感はあまり変わらない印象です。

その後、短い期間ではありましたが、2024年5月に別の会社に入社することになりました。この転職で地方へ移り住むこととなり、家賃はさらに下がりました。また、駐車場代込みの請求だったため、トータルで約1万円の削減ができました。

無理のない暮らしと必要な生活費

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これまでの9年間の生活を振り返ると、無理をせずに暮らした場合、家賃、光熱費、通信費といった固定費はおよそ月10万円程度となることが分かりました。これに食費としておよそ月5万円、その他の出費を加えると、毎月20万円あれば余裕を持った生活が可能です。手取りで月20万円を確保するためには、額面で月25万円程度が必要です。

ボーナスを年間5か月分と仮定し、月収12か月分と合わせると、年間17か月分の収入となります。この計算では、必要な年収は約425万円程度となり、日本の平均年収と言われる水準に近い金額です。

このような情報が、一人暮らしを始めたいと考えている方や、どのくらい稼げば生活ができるのか知りたい方の参考になれば幸いです。

節約の考察(あくまで仮定として)

実際には行っていないものの、節約できる範囲を考えてみました。ただし、これには居住地域や個々の考え方による差があるため、正解は人それぞれです。

家賃の節約

私は週末に自宅で過ごすことが多いため、家の環境にはある程度こだわりがあります。例えば、鉄筋コンクリートの建物やエレベーターの有無などの条件です。そのため家賃は比較的高くなりがちですが、それでも月7~8万円程度で、それなりに良い物件に住むことは可能だと思います。

車の削減

「節約」に重きを置く場合、車を持たない選択も考えられます。この場合、駐車場代6000円を削減することができます。

携帯電話とインターネット

携帯電話の契約を見直し、月額料金を半額程度の4000円に抑えることが可能です。また、自宅のインターネット光回線を解約し、携帯のインターネット回線のみで暮らすことにすれば、さらに月4000円を節約できます。

光熱費の削減

私はエアコンを多用する生活をしていますが、少し我慢することで電気代を減らすことが可能です。また、お風呂をシャワーのみにすることで、水道代も節約できます。

節約後の試算

これらの節約を組み合わせると、固定費は月9~10万円程度に抑えられそうです。さらに家賃や食費を見直し、さらに5万円程度削減できると仮定すると、家賃、光熱費、通信費、食費などを含めて、月10~15万円で生活することも可能だと思います。

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